渡米4か月目で、ようやくアメリカの自動車運転免許を取得できたので
アメリカでの運転~免許取得までをまとめていきたいと思います!
アメリカの運転って難しい?
結論から言うと
「日本で運転していた人は、交通ルールさえ理解すれば運転自体は難しくない」
というのが私の所感です!
もちろん日本での運転歴や、アメリカでの運転する地域によりますが
東京など街である程度運転したことがあり、アメリカの車社会の地域に住む、という場合は
運転の技術はあまりハードルが高くないかなと思います。
理由は3つ
- 道幅や駐車場が都心と比較して圧倒的に広い
- 歩行者・自転車などが都心に比べて少ない
- 左ハンドル右側通行へ意外とすんなり適応できる
以下でそれぞれ詳細をご紹介します。
道幅や駐車場が都心と比較して圧倒的に広い
東京など都心で出かけたことがあればわかると思いますが、道幅も駐車場も本当に狭いですよね。
なのでこちらの駐車場の広さは本当にありがたい。
「あれ、出れるかな・・・」という心理状態に陥ったことは今のところ一切ありません。
ただ1つだけ、駐車場関連で難しいと感じたのは、前向き駐車です。
日本では、ほとんどの車が出る時を考えて後ろ向き駐車をしますが
こちらでは、買い物した商品をトランクに積むことを考えて前向き駐車をします。
車の前方感覚が養われるまでは、ハンドルを切るタイミングが早すぎて
何度も切り返して駐車しなおしていましたが、これは慣れだと思います!
歩行者・自転車などが都心に比べて少ない
車社会の地域に住む場合、ダウンタウンや都心に行くまでは
ほとんど歩行者や自転車を見かけないかと思います。
東京では狭い車道を自転車と一緒に走ったり、交差点の度に青でも歩行者が渡り終えるのを待ったりしますが
こちらはそのような状況にでくわすのは非常にまれです。
左ハンドル右側通行へ意外とすんなり適応できる
これが個人的に一番心配していた事項でしたが、意外とすんなり適応できました!
こればかりは頭ではなく感覚で慣れるしかないなと思います。
ただ、久々の運転でぼーっとしていたりして、出発最初の交差点で一瞬逆車線に入りそうになったことはありました。
車が走っている道路のほうが、車が全く走っていない道路に比べて間違いにくいなと感じます。
アメリカの運転免許の取り方
前置きが長くなってしまいましたが、続いてアメリカでの自動車免許の取り方です。
これはアメリカのどの州で免許を取るかによって異なるので、参考程度にしていただけると幸いです。
- 国際免許(国外免許)を持参する
→日本の運転免許を持っていて、アメリカに着いてすぐに運転が必要な場合は持参しましょう。 - 最新の州の運転教本をオンラインで取得する
→「New York driver license handbook 2023」などと検索すると、たいていPDFがヒットします。 - DMV(Division of Motor Vehicles)で筆記試験の予約をする
→「New York DMV」などと検索し、公式サイトから必要事項を入力し、希望のDMVの場所と日時を選択して予約します。
※DMVは日本でいう運転免許試験場です。 - 筆記試験に合格する
→私の受けた州は、外国で有効な運転免許を保有している人は、試験の問題数が半分かつ試験中教本閲覧が可能でした。 - DMVもしくは第三者機関で実技試験の予約をする
→DMVで受ける場合は筆記試験時にすでに支払っている金額のみでOK、第三者機関を利用する場合は追加でその機関に支払う必要があります。 - 実技試験に合格する
→DMVで受ける場合は、自分で試験に使う車を用意する必要があります。第三者機関の場合は場所にもよると思いますが、私の受けたところではセダンが用意されていました。 - 免許証が家に届く
→2-3週間程してようやく正式なアメリカのState Drivers Licenseが届きます。
アメリカの運転免許の取得って難しい?
筆記試験
私の州では日本語での筆記試験の実施はないため
教本から試験まですべて英語で受けなければなりませんでした。
英語がある程度話せる人であっても
歩行者のことをPedestrianと言ったり、距離の単位がマイルだったり、ボンネットのことをhoodと言ったり
わからない単語が本当にたくさん出てきて、その都度日本語の意味を調べてと結構大変でした。
いくら試験中に教本を閲覧できても、意味が分からなければ問題は解けないので
1か月くらいかけて教本の読解と、オンラインにある練習問題を解いて準備しました。
実技試験
実技試験はDMVで受ける方法と、第三者機関で受ける方法があります。
いろいろあって、両方体験したのでご紹介します!
DMVでの実技試験
私の州では、筆記試験が受かってからでないと実技試験の予約ができませんでした。
追加料金を払いたくないと思っていたので、DMVで受けることにしたのですが
DMVでの実技試験の予約が意外と埋まっており、最短で予約できたのが1か月半後でした。
雪が降る地域に住んでいるので、冬前には取りたいと思っていたのですが、予約は12月になってしまいました。
ようやく試験日の前日になり、翌日の天気を見ると午前中が雪予報。試験は朝10時半。
日時をずらせないかDMVへ問い合わせたのですが、直近で全く空きがないとのとで仕方なく当日を迎えました・・・
普段雪の日は運転を避けているので、できるならば外に出たくない天気だったのですが
年内運転免許取得を目指して、雪の中DMVへ向かい、手続きを済ませ、車に乗ってさあ試験だ!というタイミングで突然
試験官「テストで使う道結構凍ってて滑りやすくなってるけど、それでもやる?」と一言。
ここに至るまで写真を撮ったり、番号札が呼ばれるまで待ったり、居住証明の書類を出したりと
さんざん指摘できる時間があったにも関わらず、車に乗ったところで突然の破壊力のある一言。
ただ、わざわざ雪の中ここまで来たし、年内に免許が欲しいと思っていたので
私「どのくらい滑りやすい?今日はこれまで何人が受かってる?」
試験官「結構危ないね、5-6人受けて1人も受かってないよ。なにかあってもそれは自分の責任になるから、それでもいいならできるよ。」
雲行きがだいぶ怪しくなってきましたが、そんな危ない道をテストさせるなんて・・・と思い
私「テスト用のルートを安全なルートに変更できる?」
試験官「できないね、あと2分で決めてもらわないと困る。ほかの機関でやることを勧めるよ」
撃沈です。どうしても受けたかったですが、ここで事故っては本末転倒なので諦めました。
第三者機関での実技試験
DMVでの試験はあきらめたものの、年内運転免許取得は諦められなかったので
その日のうちに第三者機関を調べて、当日の試験予約ができました!
第三者機関によって異なるのかもしれないですが、私が受けた機関ではセダンが用意されており
自分の車でテストはできないと言われました。ちなみに料金は$45キャッシュでした。
朝雪が降ったので、路肩の縦列駐車は雪に乗り上げてよくわからないままOKをもらい
最後にフィードバックと結果を伝えられ、結果を書いた紙を封筒に入れて渡され、DMVへ持って行くように言われました。
朝出向いたDMVへその日の夕方再び出向き、実技試験の結果を提出し、晴れて免許取得に至りました!
アメリカの運転免許取得まとめ
- 運転技術自体は、日本で運転していれば意外と乗り越えられる
- 筆記試験はきちんと勉強したほうがいい
- 実技試験は季節と第三者機関での受験も考慮したほうがいい
これから運転免許を取得する方の参考になれば幸いです!応援しています!
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